今日の最低気温は-10℃、最高気温は2℃です。3月も終わりに差し掛かってきて、ようやく本格的に雪解けが始まりました。通学路もかなり水が溜まったり流れたりしてきていて、できるだけきれいな道を通るようにしています。
今日から春休みに入り、旅行に行く予定もあり楽しみにしているのですが、学年末に近づくに連れて勉強のペースも勢いを増してきている気がします(日本以外の殆どの学校は、6月が学年末になります)。
学期末の成績が発表され、自分の苦手、得意な分野が目に見えてわかるようになってきています。
最近は、だんだん授業も分かるようになってきたし、どのような勉強方法が自分にあっているのかも分かってきました。
学年末に大きなテストがあるので、それに備えてこれからも頑張りたいと思います。
9年生は、もうすぐ高校(high school)に向けての試験があるそうで、昼休みに勉強している人などが増えている気がします。
ちなみに、カナダやアメリカでは、日本のような高校受験がはないケースが多いです。日本で言う小学生、中学生、高校生に当たる人たちを、1~12年生とまとめて呼んでいることもあってか、高校に入学するのは日本ほど大変ではないそうです(もちろん、国によって様々だとは思いますが)。
昨日は春休み前の最後の一日で、午後の授業がなくなり、ゲームや映画、ダンスパーティーを楽しむことができるようになっていました。
ゲーム、映画、ダンスの中で好きなものを選び、それぞれの場所へ移動します。
途中で別の場所へ行くことは禁止されていて、事前に誰がどこへ行きたいかを先生に伝えておきます。
このような行事は、連休前や祝日などに行われ、今年で4回目になります。
私は、その中で映画を1回、ダンスパーティーに3回行きました。
初めのうちは周りのノリや雰囲気に付いていけないことがありましたが、今回は私もそこそこに、他の人たちと楽しめたと思っています。
因みに春休みの宿題はなく、今までの連休などでも出たことはありません。7年生は、授業でやり残した課題をやったりするだけの場合がほとんどで、8年生から日本のような宿題が始まるそうです。
また、日本の場合は夏休みなどに行われる先生方の研修なども、平日の月曜日か金曜日に行われます。その他、日本に比べてとても祝日などの休みが多いので、おそらく日本に比べて、勉強のペースはあまり早くないと思います。
初めのうちは少しびっくりしましたが、私としては嬉しい特徴となっています。
そして今日(3月24日)は、「第29回カナダ日本語弁論大会」へ行ってきました。
これは、カナダで日本語を勉強している人たちのスピーチコンテストの、全国大会でした。たまたま近くで行われていたので見に行ってきたのですが、私が思っていたよりスピーチのレベルが高く、驚きました。同時に、日本語は日本でしか使われていない言語なのに、こんなにたくさんの方の興味を引き付けていることにも、深く感心しました。
スピーチの参加者は、日本の文化や伝統について、自分が日本語を学んでいたときの経験などについて話している人もいれば、日本とは関係のない近代化された社会のこと、世界の環境問題などについて話している人もいました。
話している話題は十人十色で面白かったし、自問自答するような表現をしている人や、スピーチ台に手をついて、聞いている人に言い聞かせるように話していたりしている人もいました。
そして、なんとなく気になったのが、自分の前の番の人がスピーチをしているときに、緊張をほぐすかのように、手首足首を回したり、肩の筋肉を伸ばすようなストレッチをしていたことです。もちろん全員がしていたわけではないのですが、そうしている人がよく目につくことがありました。
今回のコンテストは全国大会だったので、参加者にとっても重要な機会だったのだろうし、私としても自分の母国や母国語の考え方が改められた、いい機会となりました。