4月も後半になり、ようやくエドモントンにも春がやって来たような気がします。
氷のようになっていた地面も、3日ほどで一気に解けてしまいました。
今はもうコンクリートや芝生が見え、公園などでは日向ぼっこをしているうさぎも見ることが出来ました。
よく見たら木々の若葉や蕾も少しづつ膨らんできていて、ようやく長い冬が終わったんだと実感します。
この写真は4月25日に、学校の帰り道で撮ったものです。 その日は天気も良く、半袖のまま歩いている人も多くいました。 |
学年末に向けて
9年生は5月の中頃に卒業試験のようなものがあるらしく、最近は昼休みに教室で勉強しているのをよく見かけます。この学校には、ホームルームは一応ありますが、それは自分の荷物などを置いていけるような場所ではなく、行事の時にクラスメイトが集まる場所だったり、書類を提出する先生がいる教室のことを言います。自習室などもないので、昼休みや放課後に勉強したいときは勉強したい科目の先生がいる部屋で勉強します。逆に、勉強などをしない生徒は、昼休みなどに教室に入ることは出来なくて、椅子やテーブルが並んだ体育館で食事をしたりしています。
最近の昼休みは、私のクラスや、体育などを一緒に行う隣のクラスの仲のいい人たちと一緒に食事をしています。
今までは、お昼ご飯を食べながらスマホでゲームをしたり、話をしたりしていました。そのゲームというのが、かなり推理要素の高い、謎解きゲームのようなもので、私も一緒に参加するにはかなり難しい内容でした。
ですが、今はそのブームが終わり、新しいブームに切り替わりました。それは、スマホのアプリでできる「塗り絵」。友達の殆どがそのアプリを持っていて、私も入れてもらいました。そのアプリは「ColorMe」というアプリで、もともと沢山の下絵(線画)が入っていて、そこに色を付けていきます。色の種類もたくさんあり、ワンクリックで塗ることができます。これなら私にもできそうだと、友達の真似をしながら早速やってみました。
そして完成したのが、下の画像です。
やってみると意外に楽しくて、達成感もあります。空いた時間に少しずつできるので、授業や勉強の息抜きにもよさそうだと思いました。クリックしたところが塗りつぶされていく感じなので、色のグラデーションなどはできませんが、使う色を少し変えるだけで印象がかなり変わってきて面白いです。
友達とは、同じ下絵のものを作って、見比べたりしています。友達は結構前からやっているそうで、完成した絵が60枚近くもありました。実際に、美術関係の選択授業も取っていて、「ここでこの色を使うの!?」と思ってしまうような芸術品ばかりです。
さて、最近は昼休みがより楽しくなってきたのはいいのですが、最初にも言ったとおりに今年度ももう残り約2か月。私たち7年生にも、6月の初めには大きな試験があります。
最初にも言った「HLAT」という筆記試験は、決められたトピックについて、90分間かけて文章を作るというものでした。あっという間に制限時間が過ぎ、90分間で書けたのは700文字くらいでした。とはいえ、自分の意見や言いたいことを英語の文章でまとめるのは、会話力を伸ばすためのいい練習になるそうです。あまり手軽に取り組めることではないですが、少しずつ練習していきたいと思いました。
今は、国語の授業で「Freak The Mighty」という物語を読んでいます。紙の本で150ページくらいの本で、チャプター(章)が25個に分かれています。
授業では、クラスで本文を読みながら、一つのチャプターごとにあらすじや設定などをまとめています。私には、わからない単語が多かったり、1ページごとに順番に読んだりするときは、緊張して内容が全く入ってこなかったりします。ですが、内容自体はなんとなく面白くて、意味が分かると笑ってしまうような文章もあります。
因みに、日本語でも、「フリーク・ザ・マイティー」という名前の小説になっているそうです。
選択授業では…
選択授業も、一年間のまとめに入っています。特に「Band」の授業では、5月8日には7~9年生のコンサートがあり、そこがこの一年で最後の試験にもなるそうです。授業でも本番を意識した練習を行っていて、だんだん緊張感が高まってきている気がします。
まとめ
日本では新学期になれてきて、ゴールデンウイークや五月病などが話題になってきていると思います。一方で、私たちはテストの点数などから進学が危ぶまれている人、飛び級が期待できそうな人の話題を私でもよく耳にします。
飛び級は義務教育を一年スキップできて嬉しいですが、親しい友達と違う学級になってしまったり、ほとんど知らないクラスメイトたちとの不安もあり、必ずしも嬉しいことばかりではないそうです。
私も、これからやってくる試験やテストに向けて、最善を尽くせるように頑張りたいと思います。