今日の最低高温は℃、最低気温は℃です。もうすっかり雪も積もり、ここ数日間で一気に冬へ近づいてきている気がします。
これは、登校時の写真です。
さて、今日は11月11日、日本ではポッキーの日として有名ですよね。カナダでも、ポッキーを手に入れるのはそれほど難しくはありません。
でも、カナダは、11月11日にはポッキーの日よりも大事な行事があるんです。
それは、「Remembrance Day(戦没者追悼記念日/休戦記念日)」です。
この日は、第一次世界大戦と、第二次世界大戦で亡くなった軍人達を追悼する日です。11月11日午前11時には、ショッピングモールなどで1~2分間の黙祷が行われることもあります。
とは言え私は、カナダが第一次世界大戦と、第二次世界大戦にどのように関わったかよく分かっていなかったので、簡単にご紹介します。
第一次世界対戦(1914~1919)
第一次世界大戦には、カナダは、イギリス帝国の一員として参加しました。6万人もカナダ軍兵士が亡くなったそうです。このことがきっかけとなり、イギリスはカナダに外交権(独立している国家が、他の国と交渉できる権利のこと)を与えました。
第二次世界対戦(1939~1945)
第二次世界大戦では、イギリス連邦軍の一員になりました。カナダは、「ノルマンディー上陸作戦」でも活躍しました。この作戦は、1944年6月6日に行われた侵略作戦のことで、200万人近い兵士がドーバー海峡を渡って、フランス・コタンタン半島(当時はドイツに占領されていました)に上陸しました。史上最大規模の上陸作戦だそうです。![]() |
| 赤い印が、ドイツ軍の部隊。兵士、空軍、海軍が工夫して侵略を進めていきました。 |
カナダは、第一次、第二次世界大戦で約10万人の兵士が亡くなりました。
街では、10月末から11月11日にかけて、募金活動が行われます。ショッピングモールでは、募金箱を持った人がいたり、コンビニやレストランにはレジに募金箱が置いてあったりするそうです。
そして、それらに募金をすると、赤いホピーのバッチがもらえます。
なぜ赤いポピーかというと、第一次世界大戦で戦った軍人、John McCraeさんの詩、”In Flanders Fields”が由来となっています。
In Flanders fields the poppies blowBetween the crosses, row on row,That mark our place: and in the skyThe larks still bravely singing flyScarce heard amid the guns below.We are the dead: Short days ago,We lived, felt dawn, saw sunset glow,Loved and were loved: and now we lieIn Flanders fields!Take up our quarrel with the foeTo you, from failing hands, we throwThe torch: be yours to hold it highIf ye break faith with us who die,We shall not sleep, though poppies growIn Flanders fields
「In Flanders fields the poppies blow Between the crosses, row on row,」
激戦区だったフランドル地方には、ポピーが一面に咲いていたという意味です。
戦争が終わった後、兵士を引退して仕事を無くした人々への生活費などを募るため、その兵士たちの奥さんが赤いポピーのバッチを売ったことがきっかけだそうです。
今では、医療機関や研究費にも使われています。
しかし、このポピーに「戦争反対」といったの意味は込められいないという理由などから、あえてポピーを付けない人もいます。また、ほとんど見かけませんが、赤いポピーではなく白いポピーを付ける人もいるそうです。
首都のオタワでも、大きなセレモニーがあり、その様子をテレビで見ることができました。
また、11月8日(11月11日には学校がないから)には、学校でもみんなで体育館集まって動画を見たり、歌を歌ったりしました。
私は、この日がこんなに特別な日だとは全く知らなかったので、何が起きているのか、初めは全く分かりませんでした。朝、先生に配られた赤いポピーをよく分からないままに胸につけ、その集会に参加しました。
時間になると、体育館の後ろのドアが開き、9年生の「band」(吹奏楽部のようなクラス)による、楽器の演奏が始まりました。
そして、カナダの国旗を掲げた9年生と、その後ろに8人くらい、学年はバラバラの生徒たちが行進して入ってきて、ますます何をやるのか分からなくなりました。
国旗を体育館の正面に置くと、その人たちは席に戻り、各クラスの代表が、赤いポピーで作った花輪を、その国旗の周りに置きました。
その花輪に、十字架と石碑のようなものが書かれていたので、誰か、偉い方が亡くなったりしたのだと思いました。
そして、全員で国歌を合唱し、一分ほどの黙祷もしました。
その後、先ほど紹介した”In Flanders Fields”という詩を小学3年生くらいの生徒たちが朗読し、年齢はバラバラの合唱団が歌を歌いました。
また、9年生の「band」(吹奏楽部のようなクラス)が、曲を演奏してくれましたが、曲名はわかりませんでした。
その時の私に分かったことは、「これは何か大事な行事らしい」ということだけでした。
それから、今だったら納得がいきますが、学校の先生ではない、大人の女の人が、正面の国旗に向けてトランペットを吹きました。日本ではあまり見られませんが、北米やヨーロッパでは、追悼の時にトランペットを吹く習慣があります。
最後に、10分ほどの動画を見ました。その動画に、戦争中の様子や、亡くなった兵士のお墓などの写真などが映し出され、やっと、これは戦争についての集会なんだと知ることができました。
それから、家に帰って、11月11日はポッキーの日以上に大切な日であること、なぜみんな赤いポピーの花を付けていたかなどを知ることができました。
私は今まで、追悼式などに行ったことも無ければ、海外生活が長いためお墓参りに行ったようなことさえも、あまり記憶にありません。
ですから、他の国と比べることはできませんが、幼稚園生から9年生が参加するこのような集会があるお陰で、文化や歴史をより効果的に、次の世代へ語り続けることができるのかなと思いました。
それが、よく分からないままに参加した集会で、何となく理解できたことでした。

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